日々、オイカワ

秋空に思いは叶う 




〝おはようございます。

 突然ですが今度の土曜日の午後、
 GLさんのホームリバーへ行ってみたいと
 思っているのですが、
 ご都合いかがでしょうか?

 カチーフ〟



隊長よりうれしいお誘いをいただいた。
しかし天気の巡り合わせが叶わなかった。
改めて、と誓った次の週。



〝こんばんは。

 今日、Y川でnumassanとお会いしまして、
 そろそろBlueheronのNewロッドが
 出来上がりそうとのことでした。

 New ロッドのシェイクダウンは
「できたらGLさん、GreenCherokee さんと一緒に
 GLさんのホームリバーへ行けたらいいね」とのこと。
 私もご一緒したいと思っているのですが、
 ご都合はいかがですか?

 カチーフ〟




前回、悔しい思いをしたのでなんとしても実現したいと切望した。
しかも今回はnumassanのNewロッド入魂の儀もある。

楽しみは果てない。


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(photo:numassan)


11月15日


目覚ましの前に起きてしまった。
天気も申し分ない。今回はアテンド役となるGL。みなさんには存分に楽しんでいただきたい。
オイカワたちには好活性で我々に臨んで欲しいとひとり秘かに祈りつつ、
当日、車を出して戴いたnumassan運転の助手席に乗り込んだ。
(numassanありがとうございますm(_ _)m)


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車内は楽しい会話。さらにnumassanの選曲が耳に心地いい。
そして、計ったようにちょうど11時に辿り着いた。
目の前に広がるいつもの川の支流の渓相が心に沁みた。


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何度も言うようだが、今日はnumassanのNewロッド入魂の儀である。

numassanはwindknot さんとY川でオイカワFFを重ね、
windknot さん所有ロッド〝windknot special〟を参考にしつつ、
Blueheron さんにNewロッドの制作を依頼した。


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その名も〝numa Zacco special
名前を聞くだけで昂奮するのはボクだけではないであろう。


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(photo:kerchief さん)


「今日はnumassanが釣るまでボクら竿出しませんからね」って
3人から言われたnumassan。しかも3人は熱き視線を送るカメラ小僧状態。
さぞ、やりにくいだろうと思いきや、
それはフライフィッシングを30年極められたnumassanだった。

ファーストキャストからビシッと飛んだラインは、秋の空気を裂いてドライフライを着水させます。
竿捌きはまるで長年連れ添ったようで今日初めて手にしたとは思えない。
その格好良さと美しさに息を呑む。


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これが魂を吹込んだ瞬間!
数投後にとは正にお見事である。さすがnumassan !!


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鑑賞ケースにインして煌めく瀬の光を浴びながら、
空飛ぶオイカワを撮影するnumassan。


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Green Cherokee さんもウエットで釣果を上げてゆきます。


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卓越したポイント選びと的確なキャストで休むことなく
オイカワを上げてゆくカチーフ隊長。
この支流では30尾以上は釣られていたという。恐るべし。


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(photo:Green Cherokee さん)


そんなスゴ腕の仲間に圧倒されながらもボクも
ほそぼそと釣果を上げてゆきます。


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秋の陽射しを背に受けその陽気とともに
オイカワたちも元気に反応してくれました。


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その後は下流に向い、それぞれ思い思いに竿を振ります。


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なかでもこのカチーフさんが睨んだポイントが群を抜いていた。
正に一投一尾。


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カチーフさんのあと譲ってもらったポイントで3投連続3連チャン。
(3尾めはケースに入れる前に逃げられてしまった…)


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陽を浴びたポイントでドライをふんわりとキャスト。
着水するか否かのうちに「バコッ」と飛沫を上げながら
逃げるように食らい付く様は見ていて小気味良い。


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13時をすぎたあたりで第一部の支流を終了。
近場の店で腹ごしらえをしつつ第二部のGLのいつもの川に向います。


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車窓から眺めるGLのいつもの川。
このときはその後の展開は予想できなかった。


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釣り始めることには陽射しが傾き、川には太陽の恩恵は見られず。
そして涼しいを超えたやや冷たい秋風が水面を撫で始めます。


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そうなんです。支流とうってかわり激シブの第二部が開幕。
ニーブーツのカチーフさん、GreenCherokee さんは行動範囲が
限定され苦戦を強いられてます。


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(photo:numassan)

GLとnumassanはハイチェストウェーダーなので広範囲にポイントを
攻めることができたお陰で釣果を上げてゆくことができました。


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(photo:numassan)


陽も暮れ、まるで冬の形相に変わった景色のなか
最後まで苦戦をしいられていたカチーフさんにもようやく、
しかも14cmの良型を捉えたことろで終了。


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(photo:GreenCherokeeさん)

4人の竿を並べ笑顔のうちに記念撮影。


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(photo:numassan)


暖かい陽射しに包まれた支流と斜陽しつつある冬のようなGLいつもの川、
それぞれ違った顔を見せてくれましたが、みなさんご満足いただけたようで、
アテンド役のGLは正直ホッとしました。

いつもの川は激シブでしたが、これに懲りずまたいらしてくださいね!
なんか同じ少年期を過ごしたような、そんな懐かしい気持ちを抱いてしまう仲間との
想い出に残る晩秋の愉しい釣行でした。みなさん、有り難うございます。



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Two Of Us 



こよなく愛すべき川を散策。それは新たな魅力を探る小旅行。

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11月8日

SNSで知り合いコメントを重ねることで親交を深めさせていただいたNさんから、

  「陽のあるうちに来季の予習を兼ねポイントつつきながら、
   H川全域チェックツーリングをしてみますか?」

という、せわしい毎日ですり減った心を癒せそうな嬉しいお誘いをいただいた。
もちろん快諾。早く当日が訪れるのを楽しみにしつつ仕事をしながら週末を待った。


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当日は曇天の晩秋の寒空だったが、クラシックな鼓動は相変わらず快調。
待ち合わせ場所まですっ飛んで行った。


待ち合わせ場所には先にNさんが到着。
既にSNSでZacco Flyを通して交流を重ねているので初対面とは思えない不思議な挨拶を交わした。

そしてNさんが駆けつけたバイクに目をやると、
なんと〝Adiva125〟というイタリアン・スクーターでした!


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まさにイタリアの、クラシカル & モダンといえよう。
互いに工業製品なのに生き物のように美しく、また走る楽しみを享受してくれる。

このItalian ScooterにZacco Flyという組み合わせ。
さらにNさんに親近感を覚えてしまった瞬間である。
しかもAdivaの屋根にNさん自作のBlue heronホルダーがかわいい(笑)


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「それでは行きましょう」と、Nさんに促され、
ともにスクーターに跨がり〝いつもの川〟との合流する最下流部に到着した。


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Nさんはボクが通う〝いつもの川〟の生粋の地元育ち。釣りの名士で有名だった御祖父に連れられ、
子どものころから川釣りを嗜んでこられ、朝、竿を振ってから小学校に登校していたという。

彼のおじいさんは昔〝タタキ釣り〟をしていつも大量のウグイなどを釣っていたとも
Nさんに話していただいた。(みなさん、タタキ釣りって知ってました?)

実家の目の前のドブ川に釣り糸を垂れて一匹も釣れない少年時代を過ごしたボクから思えば、
なんとも羨ましい限りである。

そんな奥行きのある眼差しでこの馴染みの川を見守りつづけてるNさんに案内していただくとは、
なんとも贅沢なことであるといえよう。


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枯れ草を分け入り川に降り立って水面を覗くと60クラスの大ナマズが
お互いを見合って驚き逃げゆくサプライズもあり思わず顔がほころんだ。


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合流点の鉄橋下で確認したライズに促されともに竿を振ったが、
残念ながら寒空の下にはバイトはなかった。


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次に紹介していただいたポイント。

この川は全域にわたり自然豊かな渓相だが、あいにく車での駐車スペースの確保が難しい。
ここは脇に停められそうな場所があった。

ただ地元の人にしか分からないような住宅路をすり抜けてゆくので
果たして独りで来れるかなぁ(笑)


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今年から流れが変わりさらに好ポイントだそう。
手前の沈みブロックに良型のカワムツが居着いてそう。
来季、攻めてみたいですね。


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さらに上流へ進み、橋の上から川を覗くと大型を含む群れを確認。


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ここはトライしてみましょうと川へ降り立ちます。


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群れを確認した上流から徐々に間合いを詰めてフライを投げ入れてゆきます。


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11cm、8cmと、橋の上からみた大型は見ることはできませんでした。
この時期は難しいですね。良型は気配を感じたらあっと言う間に隠れてしまい、
バイトするのは小型ばかり。

お互いに数尾と釣果が上がらないので、
スクーターに跨がりさらに上流へと移動します。


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ボクがよく行くポイントは通過して、
前回訪れた300m先の橋に到着。

ここは桜並木。春は満開を愉しめる。
解禁後は渓魚が釣れてしまうので抜かれたあとの連休あたりが狙い目か。


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さらに上流。オイカワが釣れるのはこの川最大の淵がある
この堰のあるポイントまでとNさんは言う。カワムツはこの限りではありません。


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今度はH川の支流の上流へと移動します。


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ときどきスクーターに跨がったまま、川をチェックして、


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さらに走ります。


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いつでも川に入っていいようウエダーのままです(笑)


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住宅街から山里ぽい風景に変わってゆくところを、


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Nさんに置いて行かれないようさらに駆けてゆく。
風を感じるこの瞬間に心が躍ります。


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そして訪れたNさん秘蔵のポイント。
冬の訪れを知らせる雪虫が飛び交うなか、
清らかなる水の流れのなんとも美しい景観である。


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フライを投入してみると先ほどとはうってかわり、かなりの高活性。

両岸をV字にブロック塀で囲まれ頭上は木立に守られ、
鳥からも人からも守られたこの空間を貫く水流ならではの活性といえよう。
目視でもかなりの数多くの良型のカワムツが存在しました。来季が楽しみです。


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そして〆めは〝いつもの川〟に降り立ち、ともに竿を振りました。


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来季にむけてNさんが試作されたカディスでオイカワを楽しみました。

低活性気味でしたが、このカディスになかなかの好反応。
ハイシーズンが楽しみになりましたね。


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Nさんは今日お会いする以前にボクを見かけたことがあるそうです。
昨年の12月にこの川の歩道橋から、
「こんな寒いなかフライ振っている人いるよ」と
ご夫婦で散歩されていたときにご覧になられたそうです。

「それ、ボクです」(笑)


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地元を愛し、川を愛し、雑魚を愛し、
ともに新旧と違えどイタリアのスクーターでZaccoFlyを愉しむ。
まさに〝Just The Two Of Us〟
僕らくらいじゃないでしょうか(笑)

それ以上にもNさんのお人柄にも感激いたしました。

Nさん、今日は本当にありがとうございました。
来季もまたごいっしょさせてくださいね!